片思い。恋愛中。
第一章
『おい!起きろって!!』
そう言いながら、私の体を揺すった。
そっと目を開けるとそこに居たのは、
友達の高木優也(タカギユウヤ)。
「何、寝てんだよ!!」
「寝てた………??」
「うん。ずっと。」
私(小林香月-コバヤシカヅキ)は
聞くと5限目が始まったころから、
寝ていたらしい。
自分自身あまり覚えていない。
でも分かることは、
とにかく眠たいことだった。
けど今日の授業は5限で終わり。
早く家に帰って寝るつもりだった。
帰ろうと、教室を出た時、
「カラオケ行こーよ♪」
振り向くと北見春那(キタミハルナ)が、
にこにこしながらこっちを見ていた。
「香月、行こーよ♪ね?」
「お願い!!」
「分かったよ、行くよ~」
「ヤッター♪決まりね?」
「 優也も行くよね??」
「香月が行くなら行くわ♪」
「香月にゾッコンかー?(笑)」
「うっせーよ///」
春那が優也のことをからかった。
その時、優也は少し照れていた。
恥ずかしいからやめてと、 言いたい。
なぜかっ?て周りの人が
見ているからに決まってる。
とにかく皆でカラオケに
行くことにした。