恋はいっぽから!
「じゃー今日はここまで。昨日の課題見るから、ノート提出するように。」
ある日の数学の授業。
ニシハルは、黒板に書かれた日直の名前を……
確認する。
「………。日直!後で職員室に持ってきて。」
小さくガッツポーズをしたのは…、
この日日直の……
太田莉奈。
彼女は、まだ夢と現実を往来する三船一歩の身体をさすり……
「…いっぽ、ノート提出だって。」
必死に起こそうとする。
その様子を…、視界の端で捉えながら。
彼は教室を出て行った。