恋はいっぽから!




「………。やっぱ残りもんはやめとくか。てか、お前は行き遅れないから大丈夫だし。」



「………。」



「…その鼻水と一緒に俺が貰ってやる。(ニヤリ)」






リーンゴーン……





頭の中で……



鐘の音が鳴りました。








うふふ……、


ビバ!聖子ちゃん!



Ah~♪

わたっし~の~〇は~……



「北」のぉ~


風に乗ってはし~るわ~…♪





「……くしゅんッ!……聖子ちゃん。北の風では寒くて走れないわ。ズピっ。」




「は?」




「……北風のお話です。」



「……?『北風と太陽』?」




「…………。」




「『北風小僧の〇太郎?』」




「…懐かしいわ。でも違います。」




「………。つーか、そんな寒い格好してるから風邪でもひいたんじゃねーの?」




先生は上から下までじいっと私の姿を見つめると……




「…こっちが寒くなるわ!」




自分のマフラーを取って、それから……




「使っとけ。」




それを、ぐるぐると…私の首に巻き付けた。






「……あ、アリガトウゴザイマス。」




うっかり……



顔が緩んでしまう。




「あ。笑った。」



先生はぽんぽんっと私の頭を叩いて。




「いーもん見せて貰ったしやっぱそれあげるわ。」




そう言って……


取り巻き達の中へと戻って行った。






「…………。先生の匂い。……ふふっ。」

(注:変態ではありま…………す。)




< 266 / 1,065 >

この作品をシェア

pagetop