恋はいっぽから!
「………。やっぱ残りもんはやめとくか。てか、お前は行き遅れないから大丈夫だし。」
「………。」
「…その鼻水と一緒に俺が貰ってやる。(ニヤリ)」
リーンゴーン……
頭の中で……
鐘の音が鳴りました。
うふふ……、
ビバ!聖子ちゃん!
Ah~♪
わたっし~の~〇は~……
「北」のぉ~
風に乗ってはし~るわ~…♪
「……くしゅんッ!……聖子ちゃん。北の風では寒くて走れないわ。ズピっ。」
「は?」
「……北風のお話です。」
「……?『北風と太陽』?」
「…………。」
「『北風小僧の〇太郎?』」
「…懐かしいわ。でも違います。」
「………。つーか、そんな寒い格好してるから風邪でもひいたんじゃねーの?」
先生は上から下までじいっと私の姿を見つめると……
「…こっちが寒くなるわ!」
自分のマフラーを取って、それから……
「使っとけ。」
それを、ぐるぐると…私の首に巻き付けた。
「……あ、アリガトウゴザイマス。」
うっかり……
顔が緩んでしまう。
「あ。笑った。」
先生はぽんぽんっと私の頭を叩いて。
「いーもん見せて貰ったしやっぱそれあげるわ。」
そう言って……
取り巻き達の中へと戻って行った。
「…………。先生の匂い。……ふふっ。」
(注:変態ではありま…………す。)