恋はいっぽから!



「……で、どうする~?クリスマス。」



「……え。」



「『え』…って。まさかお前自分から言っておいて忘れてるとか有り得ないんだけど。」



「いえ、覚えてますよ?覚えてますけど……。会えるのですか?」



「あ?何で?」



「…だって、親父殿が許すか…」



「それなら。許可とった。」




………な……、なんと!


あの頑固親父を…説得?!




「…条件付きだけどな。7時までには家に帰せって。……つーか、早いし。」



「……………。」



「けど、それまで…時間は沢山ある。お前の一日…、俺にくれ。」



「…………!!」



「行きたい所あったら考えといて?どこでもいーから。」



「……は、ハイ…!」



「てか、初デート?三船って。」



「………。高津くんとくらいですか、殿方と出掛けたのは。」



「…なんだ、初じゃないんだ。」



「ですが…、好きな人とは初めてです。」



「…………。」



「何やらドキドキして…寝れないやもしれないわ。」




「………。………当日はもっとドキドキさせるけどな。(ニヤリ)」




「………はあ~?!」




「わははっ…、照れてる照れてる!」




「……も~……。」






先生は……



私の心のスイッチをいとも簡単に押してしまう。



彼の言葉ひとつで、




「好き」が溢れ出してしまうから………






私も相当、彼の虜なのね。





「………あ…。」


「ん?」



「…そういう意味かしら。」





『You take my breath away』



先生が、私に言った言葉……。





「……??何?」



「何でもないです。オトナには教えません。」



「はあ?(イラッ)」



「要するに………。」



「………?」



「…『I Iove you!』ってことです。」



「…………。ふーん、あっそう。」





悔しいけれど。




やはり……



彼には敵わないのです。







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