恋はいっぽから!




うららかに…



春の足音が…近づいてくる。





ほら。



小鳥達も……



心地好く奏でるやわらかなメロディー。




「…………。」



念のため、私は周囲を見渡す。



「……良かった。久則ではなかったわ。」

(注:いっぽの祖父はさえずりという名の口笛が得意です)







「………あら、ふきのとう。」


私が歩く畦道の、まだうっすらと残る雪の下から……



たくましくも顔を覗かせるソレに。




思わず顔が……綻ぶ。










4月5日ー……。




少しだけまだ冷たい風を吹かせながら訪れた……




卯月の朝。







本日より……





新たな日々の、スタートです!!



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