恋はいっぽから!
こんな時なのに。
掛けるべき言葉が…見つからなかった。
『頑張れ』と励ますべきだったのか。
『ありがとう』と感謝の意を伝えるべきだったのか……。
なのに……。
「サッカー、全国に行けるよ。」
最後に選んだ言葉は、俺と親父を結びつける……唯一の話。
結局俺自身もこだわり続けていた……、サッカーのこと。
親父は、表情一つ変えずに。
だだ、一度だけ……頷いた。
それから、ゆっくりと瞳を閉じて………。
まるで、寝入るようにして………
人生の、幕を……
そっと…下ろした。