恋はいっぽから!
17歳で一人ぼっちになった俺に……、
会うこともなかった母親が、
避け通していたはずの彼女が、
初めて俺に……
情けをかけた。
俺が『仁志』の姓を名乗るようになったのは……、
彼女が、戸籍上で保護者になったから。
その話を承諾したのは、俺はまだ子供で……
ただ、保護者が必要だったから。
………それだけ。
形としては、別居している家族。
逃げて行ったはずの…
顔も忘れかけていた、家族……。