【完】☆ツンデレ王子とあたし☆
そのあと、大河はあたしのところへ来た。


「た、大河……?」


大河は何も言わずあたしの膝の裏と脇に腕をさしこんだ。


いわゆる、『お姫様抱っこ』……。


「は、離して!!自分で歩けるよ!!」


それに恥ずかしいし……。


「バカ。だまって抱っこされてろ。」


あまりにも真剣な顔で言われたため、あたしは黙っているしかなかった…。
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