そんな君も大好きだから


あ・・・れ?


隼人って、こんな筋肉あったっけ


隼人の背中って、こんな広かったっけ


身長も・・・


出会った時のことは小さすぎて


覚えてないけど


あたしって隼人のこと


なんでも知ってるようなフリして


なんも知らないじゃん


「杏璃?俺さ・・・」


ゆっくり体を離され


顔が見えるようにされた。


「どうしたの?隼人。」


「俺・・・ずっと言えなかったんだけどさ


俺・・・杏璃のこと」


「好きなの!!隼人のこと。ごめんね好きになって。」


「は・・・?」


思わず気持ちを伝えてしまった。


「隼人の口からキライって言葉聞きたくない!」


「何言ってんの?」


「へ?」


「だって、隼人、今キライって言おうとしてたでしょ?」


「俺が杏璃に言うわけないだろ」


そう言った途端、隼人がしゃがみこんで


セットされた髪型をくしゃくしゃとかいた。


カッコいぃ・・・


隼人・・・


「やっぱ、隼人が一番大好き!!」


「そんなこと言うなって。照れるじゃん」


隼人が顔を上げた瞬間


「ねぇ、まだ好きでいても・・・んっ」


いいかな、なんて聞こうとしてたら


キスされた。


「はっ・・・ぁ・・・くるし・・・ぃ・・・」



「お前が顔真っ赤だからだろ」



「顔真っ赤だったらダメなの?」


「可愛すぎるんだよ」


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