キミが好き…

「ありがとう。でも…ごめんね。私、付き合ってる人いるから」

「知ってる。光希とかゆう奴だろ?」

「うん。だから、ごめん」

「俺、それでも沙那が好きなんだけど」

「でも、私は光希が好き」

「諦めねーから。俺」

「私たち、別れないよ?」

「それでもお前を好きでいる」

「…好きにして。私友達のこと待たせてるから。もう行くね?」

「じゃーな」


俺は、沙那が行ったのを見て教室へと歩き始めた。

すると、あの男に話しかけられた。


「お前が光希?」

「…そうだけど、何?」

「沙那と別れねーの?」

「別れねーよ。」
< 37 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop