俺と初めての恋愛をしよう
自分の分の盛り付けは少しにして、ダイニングに運んだ。
後藤はテレビを見ながら席に座っており、リモコン片手にザッピングをしていた。
「おまたせしました」
「ああ、腹が減った」
「何も食べたかったのですか?」
「コーヒーくらいは腹に入れたがな」
「なんでもいいからつまみませんと、身体に悪いですよ」
「今日子は食べてないのか?」
テーブルに二人分の食事が並べられたのを見て、後藤が言う。
「はい」
「だめじゃないか、俺のことはいいからこれからは先に食べていなさい」
後藤は心配顔で今日子を見た。
疲れているような顔で心配になる。
「わかりました」
遅い夕食を食べてお風呂に入り、ベッドに入ると、すっかり夜中になっていた。
後藤に引き寄せられ、その広い胸に寄り添うと安心する。
まだこの生活は始まったばかりだ。仕事を辞める選択もあるが、そう簡単に決められない。
後藤と肌を合わせたが、まだ今日子の中の燻りは消えてはいない。
今日子は自分でもわかっているが、器用な方ではない。仕事と家事を両立するのが無理なこと、自分を追い詰めることもわかっている。しかし、今の段階で答えをすぐに出せない。
生活のリズムを掴めば大丈夫だと言い聞かせる。
「今日子? どうかしたのか?」
「え? いいえ……」
「……そうか」
今日子の変化は後藤には隠せない。何もなかったようにしているつもりでも、後藤には分かってしまうのだ。
一緒に暮らし始めてしまったが、後藤を好きだが、心の底から愛しているのかまだ自分でもわかっていない。
それでも前に進むと決めたのだ。波がある今日子の気持ちは揺れている。
「今日子……」
「……あ……」
後藤は今日子を抱いた。
今日子は抱かれて何も考えられなくなる。今は、それでいい。明日のことはまた明日考えればいいのだ。
今は、後藤の熱を受け止めたい。何も考えられなくなるほどに。
後藤はテレビを見ながら席に座っており、リモコン片手にザッピングをしていた。
「おまたせしました」
「ああ、腹が減った」
「何も食べたかったのですか?」
「コーヒーくらいは腹に入れたがな」
「なんでもいいからつまみませんと、身体に悪いですよ」
「今日子は食べてないのか?」
テーブルに二人分の食事が並べられたのを見て、後藤が言う。
「はい」
「だめじゃないか、俺のことはいいからこれからは先に食べていなさい」
後藤は心配顔で今日子を見た。
疲れているような顔で心配になる。
「わかりました」
遅い夕食を食べてお風呂に入り、ベッドに入ると、すっかり夜中になっていた。
後藤に引き寄せられ、その広い胸に寄り添うと安心する。
まだこの生活は始まったばかりだ。仕事を辞める選択もあるが、そう簡単に決められない。
後藤と肌を合わせたが、まだ今日子の中の燻りは消えてはいない。
今日子は自分でもわかっているが、器用な方ではない。仕事と家事を両立するのが無理なこと、自分を追い詰めることもわかっている。しかし、今の段階で答えをすぐに出せない。
生活のリズムを掴めば大丈夫だと言い聞かせる。
「今日子? どうかしたのか?」
「え? いいえ……」
「……そうか」
今日子の変化は後藤には隠せない。何もなかったようにしているつもりでも、後藤には分かってしまうのだ。
一緒に暮らし始めてしまったが、後藤を好きだが、心の底から愛しているのかまだ自分でもわかっていない。
それでも前に進むと決めたのだ。波がある今日子の気持ちは揺れている。
「今日子……」
「……あ……」
後藤は今日子を抱いた。
今日子は抱かれて何も考えられなくなる。今は、それでいい。明日のことはまた明日考えればいいのだ。
今は、後藤の熱を受け止めたい。何も考えられなくなるほどに。