この音よ、響け。
それからは、他愛もない話をしたり、
サックスや吹奏楽のことを教えてもらったりした。
『あ、もうこんな時間。そろそろ、音楽室戻ろっか!』
「『はい!」』
音楽室に戻り、楽器をしまって
音楽室をもとの通りに整える。
これは、波留先輩に教えてもらった。
そして、全てが終わったあと。
『じゃあ、一年生は明日から、放課になったら音楽室にきて、教室の準備をしてください。』
『「はい。」』
『じゃあ、今日の部活終わります。礼。』
「『ありがとうございました。さようなら。』」
そして、秋美奈との帰り道。
『美桜、サックス頑張ってね!』
「うん、ありがとう。」
こうして、わたしの高校生活は始ま
った。