誰も信じない
「新田。僕の彼女に触れないでくれる?」


晃一が来た!


「天野さん、すみません。橘さんが泣いていたから、相談に乗ろうと思っただけで。」


「それ、僕の役目だから。(笑)」


「すみません。じゃあ、橘さん。また会社でね。」


新田さんはお店を出て行った。



そういえば『やけ酒を飲む』って言ってたのを思い出した。

ここで飲もうとしたのかもしれない。


「美穂。遅くなってごめん。」


「ううん。大丈夫。」


「あ、マスター。僕はいつものね。」








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