誰も信じない

偽り

私は噂を肯定した。

否定したかったけれど、事実は事実だから否定はしなかった。



午後は仕事に没頭した。

そうすれば何も考えなくて済む。



苦しい思いをしなくて済む。



そして周りの人と少しだけおしゃべりしては、ずっと仕事に没頭した。

でないと涙が溢れそうだった。



ただ涙を我慢するだけの一日だった。







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