誰も信じない
仕事をサボる訳にはいかないので、私は自分の仕事に没頭した。

営業部がバタバタしているのは気づいていたけれど、私にはどうすることもできなから、何もなかったかのように過ごすしかできない。



定時になった。


「お先に失礼します。」


私はロッカールームへ移動した。



廊下に誰かがしゃがんでいる。



!!!



缶コーヒーを持ったまま、うずくまっているその人は、






晃一だった。








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