誰も信じない
一樹の車に乗った。

そういえば今日はどこへ行くんだろう?


「ねえ、どこへ行くの?」


「ん?ドライブ。」


どこへ行くのか、結局教えてくれなかったけれど、でも一樹に連れて行ってもらえるのなら、どこでもいいんだ。



車の中では、色んなJ-POPが流れていた。



しばらくお互い無言のままだった。

私は窓の外をずっと眺めていた。なぜか何にも考えていなかった。



やがて外の景色は緑が増え始め、お店や家が減っていった。







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