俺たち男という生物(もの)は。




「あ、あのっ。」

「え、あっゴメン。何?」


女子の声でハッとした。
いつの間にか下に落としていた
目線を上に上げた。

女子は目を開けていた。


「あの、私メガネかけないと
何にも見えなくて。
よかったら拾ってくれませんか?」

「お、おうっ。」




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