T.M.City
 「ほー。お前には俺の"何か"を読み取れるってわけね」

余裕のある雰囲気で、面白そうに笑ってラディは言った

 「そうね。例えば――」

言いながらニイナはためらった

 (例えば?)

混乱しながらも、ルリは熱心に話を聞いていた

 「――今の姿は、化身ね」

言ってからニイナは悪戯気に笑った

 (け、化身!?)

……と、言われれば、なんだか納得出来るような気もしてきた

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