最恐少女 ~伝説の修羅再び~

14 地獄のその先




∮カンナ side∮









「こ、れは…」






立ち込める煙。






そして部屋の端で一部始終を見守っていたカンナは、驚きでただ目を見開いていた。






パラパラ…と軽い音を立てて、頑丈に造られていたはずの天井が若干崩れていく。









あのレオが、



吹っ飛ばされた…?






修羅の血を引いているとはいえ、この自分にすら勝てなかったあの女が…






「うっ…」



「…!!」





< 336 / 556 >

この作品をシェア

pagetop