最恐少女 ~伝説の修羅再び~
「やはり、ななを追います。」
あの子のことだから、例え不可能だとわかっていてもここを出ようとするに決まっている。
つまりそれは、
自ら死を選ぶということ…
どうあがいても、無理よなな。
ここを抜け出して外に出るには、
人造人間の開発と、たくさんのトラップが仕掛けてある
あの「ドーム」を抜けなきゃいけないんだもの。
「いや、行く必要はない。」
「え…」
ドアに歩み寄ろうとした私を、レオが手で行く手を阻む。