わたしががんばっても。


ブーブー…


ケータイが鳴り、開いて見ると


『着信 川瀬 純』の文字。


純は、わたしのイトコで1個下。


「ハァ…」


通話ボタンを押して、電話に出ると。


『もしもしっ 恋!?オレ、純だけど!!』


「知ってる。画面に名前出てる。」


うるさいなぁ…。


『今さー、恋の学校の門の前にいんの』

はぁ!?


「ちょ…今から行くから、待ってて!

いい!?わたし見つけても叫ぶなよ!!」


『はいはーい』

急いでケータイを閉じて、校門へ向かう。


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