淡夢【短編集】

「サナのネックレスはなんて言うんだい? 僕のが太陽なら……海?」


「あはっ、知らない」


「ははっ、普通は自分のやつの名も聞くものだよ」


僕たちは自然と笑顔になっている。



ねぇサナ……



僕は最近よく思うよ……




どんなに不完全な恋よりも……




キミとの恋が……




この世で一番美しいのだと……




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