人を信頼できない男と愛を忘れた女が出合ったら・・・
そこには、あの日のようにうちの高校の制服を着た男がいた。
亮祐・・・!
あの日のように彼女と一緒ではなかった。
そして、亮祐の表情は暗く、寂しそうな感じがした。
その表情を見たら、その場から離れられなくなってしまった。
ゆっくりと亮祐がいる歩道橋の上に行く。
「亮祐・・・?」
少し遠慮がちに声をかけると、こちらを見ることもなく、亮祐が言った。
「また、帰るの遅いじゃん」
えっ!
どういうこと・・・?
亮祐は、あの日私と晃が一緒に帰って、亮祐のことを見たことを知っていたの!?
あの時、亮祐は私たちのことを気づいていたの!?
頭のなかがパニックで、うまい言葉がでてこない。