人を信頼できない男と愛を忘れた女が出合ったら・・・



そこには、あの日のようにうちの高校の制服を着た男がいた。




亮祐・・・!



あの日のように彼女と一緒ではなかった。



そして、亮祐の表情は暗く、寂しそうな感じがした。


その表情を見たら、その場から離れられなくなってしまった。


ゆっくりと亮祐がいる歩道橋の上に行く。




「亮祐・・・?」


少し遠慮がちに声をかけると、こちらを見ることもなく、亮祐が言った。


「また、帰るの遅いじゃん」



えっ!


どういうこと・・・?


亮祐は、あの日私と晃が一緒に帰って、亮祐のことを見たことを知っていたの!?


あの時、亮祐は私たちのことを気づいていたの!?


頭のなかがパニックで、うまい言葉がでてこない。


< 145 / 234 >

この作品をシェア

pagetop