初恋草
―純夜side―
「私達と遊びに行こうよ!」
「ごめんね、班のみんなと行動するから……」
あーウゼェ。
何だよ、さっきから……
ここにいる女子はみんな香水くさい。
しかも、いろんなにおいが混ざって、気分が悪くなる。
女たちに、テキトーな受け答えをしていると、陽が見えた。
アイツがいるってことは……
多分、高坂と、華純もいるな。
やっと、この状態から抜けられると思うと、現れた陽たちが天使のように見えた。
―純夜side―終わり