青のキセキ
葛藤



私が目を覚ましたのは、翌日の早朝だった。


気が付けばベッドの上で...。




既に課長の姿は無く、代わりにテーブルの上にメモが置かれていた。



『鍵は新聞受けに入れておくよ』


キレイな字。



そして、その後に書かれていた一言。




『愛してるよ』





私も愛してる。どうしようもなく、課長が好き。



こんな私が課長の元へ戻ってもいいの...?



修一さんに抱かれた私なのに。



課長の元へ戻ることは許されるの?






カーテンから差し込む朝日を感じながら、課長のメモを胸に当てて瞳を閉じた。






< 527 / 724 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop