大罪

「ねぇ。どうして青は私と一緒にいるの?」


「赤を幸せにするために生まれてきたからだよ。」


「それじゃあ、青は私と一緒にいれて幸せ?」


「うん。すごく、すごく幸せ。」


「そっかぁ!じゃあ、私も青の幸せのために青とずっと一緒にいる!」


「僕の幸せは赤の幸せで、赤の幸せは僕の幸せなんだね。きっと。」


「一緒に幸せになれるんなら、もっと幸せだね!」





暗くて、狭くて、寒い空間の中、二人は手をとりあいながら、眠りに落ちた。
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