ボディーガード
雅人「仁のマネージャーが次々辞めていくから困ってたんだ」

朱里「辞めてくって神取ってそんなに我が儘なの」

雅人「それも無きしにもあらずだけど今回は違うんだよ。」

朱里「違うって?」

雅人「仁の奴誰かに狙われてるみたいなんだ。だから何とかしないとって思ってた所なんだよ」

朱里「神取にはSPついてないの」

雅人「ついてるのはついてるけど一人だけだな。仁がいらないってさ」

朱里「そうなんだ」

雅人「朱里、マネージャーの件はOKだ。」

朱里「ありがとう、私の事なんだけど」

雅人「わかってる」

朱里「さすが雅人ね。話が早い」

雅人「それにしてもわざわざアメリカからボディーガードを送り込むなんて」

朱里「神取財閥は世界でも知らない人はいないくらいの大きな組織だからね。
その一人息子に殺人予告が送られてきたらしいの、アメリカの日本大使館に送られて来たらしくて、アメリカにとっても神取財閥は守りに値するって判断でじゃないかな。私もそこまでは聞いてないから」

雅人「ふーん、それにしても女の朱里をよこすなんて」

朱里「それって私じゃ力不足ってこと?」

雅人「そう意味じゃないけど」

朱里「冗談よ、私は実力はその辺の男よりはあるつもりよ。それにボスが私を指名した以上は任務を遂行するだけだよ」

雅人「仁の件は朱里にお願いするよ」
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