ボディーガード
仁「お前生意気な女だな。俺の事知らないの?」

朱里「知ってるよ。日本のトップスターで神取財閥の御曹司でしょう。だからどうしたの?私にはあなたがどこの誰だろうが関係ないけど・・・それとも、自分はいいとこの御曹司だから皆が自分の思い通りになるとでも思ってるわけ」

仁「お前マジムカつくんだけど」

朱里「それはどうも、早く案内して」

仁「チッ、こっちだ来いよ」

私たちは道場に案内された。

仁「俺着替えてくるから」

そう言って部屋を出て行った。

私は着替えに行っている間体を動かした。

仁は数分で戻って来た。

仁「お待たせ」

朱里「始めましょう」

仁「着替えないのか」

朱里「私はこのままでいいわ。勝負するつもりなんてなかったから」

上着を脱ぎタンクトップになった。

仁(胸はあるみたいだな。それにしても鍛えられた体してるな。本気でいかないとやられるな。)

朱里「雅人、合図して」

雅人「了解」

雅人が開始の合図をした。

開始の合図と同時に仁が飛び掛かって来た。

私はかわして仁の後ろに回り首に指をつけた。

その頃仁は?

(この女一発で仕留めてやる)

合図と共に飛び掛かった。

しかし女は余裕で避けて俺の後ろにいつの間にか居た。
見えなかった。
負けた。
俺が女に負けた。


雅人「勝負あったな」

朱里「それじゃあ、私をマネージャーとして認めて下さるかしら」

仁「チッ、クソッ、わかったよ。マネージャーとしては認めてやるよ。自分の身は自分で守る。だからあんたは自分の身だけを守ってくれ」

朱里「了解」

とりあえず仁に近づく事が最優先だ。
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