愛するあなた

入学式

あなたを下から見つけた時、ほかの子に負けないくらい私は笑顔だったんじゃないかな?だって嬉しかったもの。
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入学式

私は今、桜翔高校の門の前で幼なじみ兼親友のメイを待っている。

神城メイは生まれた時から私の側にいて、私のことを1番知っている。そしてメイのことを1番知っているのは私だと思ってる。

今日は私が早めに家を出てきたかったから別々に学校に行くことになっていた。

「メイ全然こないやぁ。あの子鈍いから転んでないといいけど。」

そお、メイはドが沢山つくほど鈍くさい。段差が無いところですぐ転ける。1日1回では足りないと思う位。でもその鈍くさいところが可愛いんだ。顔もかなり可愛い。背もちっちゃくて可愛い。とりあえずスッゴく可愛いくてモテる。

それに比べて私はただヒョロッとしてて背が高いだけ。泣きたくなる。モテないし。でもいいんだ。メイがいれば。
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