愛するあなた
「きゃー生徒会長めちゃっカッコイイんだけど!!」
「きれいな顔ー!!」  「ほれちゃったー」
「やべー俺やられた」←(?)

みんなすごい。でも確かにみんなが言うのもわかる。
だって私が好きになったあの人だもん。
でもやっぱり好きになっちゃう人多いな。
しょーがないなぁ、かっこよくて生徒会長だもんなぁ。
しかも2年生で生徒会長ならかなり頭もいいだろうし。
でも私は見ているだけでいいの。わたしなんかが相手されるわけないし。

なんて考えてる間に入学式が終わってた。


「桜ちゃん!!生徒会長かっこいい人だったね。」
隣にいたメイがそう話しかけてきた。

「だね!!かっこよかった。」

「私、好きになっちゃったかも」

えっウソでしょ。でもメイはかわいいし、先輩の隣にいるひとがメイなら似合ってる。

「そーなんだ!?応援するよ!!」
うん。メイなら応援できる。

「ありがとう。私、頑張るね!!」

メイはそう言って
私に抱きついた。
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