【短編】『夢幻華番外編』恋人の時間(とき)
これはある意味俺の誓いだったかもしれない。

いつかきっと杏を俺の女にする。

そう思い続けて10年…長かったなぁ。

やっとやっと、杏と二人のクリスマスが迎えられるんだ。


ドレスアップしたいつもより大人っぽい杏を連れてデートしてさ。

綺麗なイルミネーションとか夜景とかを見てロマンチックに過ごしてさ。

何処かお洒落なホテルに食事にでも行ってさ。

でもって…×××。ってちょっとは色っぽい話もあったらいいなあとか思ったりして。

あ~、なんか段々楽しみになってきたかも…。



そう思っていたのに


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