HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「お前…本当に好きなんだな…」



「…彼女のキモチを知ってるのに…ズルいな…苛めたいのか?」



「そうじゃない」


「・・・取り返しの付かないコトになる前にちゃんと伝えてやれよ」



「・・・」



俺は何も返さず、タクシーのスピードで変わる夜の街の風景を見つめた。



「!?」


「結生…お前の酔いが冷める話をしてやろうか?来年の春の話だが、108で行うイベントの企画、お前の会社に委ねようか?」



「えっ??マジですか?」



「ちゃんと麻有ちゃんに告白できたらの話だ…」



「・・・それは…」


俺は頬杖を付き、考え込んでしまった。
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