HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
シンは私をお姫様抱っこした。



「わ、私…結生を待ってるの!」


「はぁ?姉貴の話じゃあ~兄貴…毎晩…飲み歩いているんだろ?」


「・・・」


「新妻を置いて…夜遊びする男とは離婚しろっ!」


シンは抵抗する私を抱っこしたまま、扉を開けて中に入った。


「シン?あれ??麻有ちゃん」


リンまでエントランスに出てきた。


ずっと暗い場所に居たから、天井のシャンデリアの光が凄く眩しく思える。



「麻有ちゃん…熱があるみたいだ」


「熱?」


「いつ帰るか分からない…兄貴を外でずっと待っていたんだ」


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