HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
* * *


シンは熱を出した麻有の身体を気遣い、お粥を作った。


俺も罪滅ぼしで、蘭に言って、今日は会社を休んだ。



シンとリンは仕事に出かけた。



「シンの作ったお粥…生姜の香りがする」


「それは入院してる山本さんの直伝のお粥だ…」


「へぇ~っ」


麻有は身体を起こして、布団の上にトレーに乗せた熱々のお粥を置いた。


「無理するな…俺が食べさせてやるよ」


「ええ~っ!?」


麻有はテレ臭いのか、大声を上げて拒否する。


「元はと言えば俺が悪いんだ…。俺に罪を償うチャンスをくれ。麻有」


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