HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「麻有ちゃん」


リンの目つきはいつになく真剣になっていた。


「何?」


「シンが話あるって~」


「えっ?」


「お、おい!?リン…俺は何も…」


「…忘れられないんだろ?言うだけ言って…スッキリさせろっ!シン…このままだと仕事にも影響する」



リンは何やら、シンに耳打ちをしていた。


「でも、迷惑だろ?」


「このままだと俺が迷惑なの!」


リンはシンを一喝して先に中に入ってしまった。



シンは軽く溜息を付き、私の方を見つめる。


「リンの言った通り…麻有ちゃんに話がある…中庭行こうか?」

「うん」
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