HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「それよりも、結生…大変よ!」


穏やかだった蘭さんの表情が急に変わった。



「どうした?姉貴」


「家政婦の山本さんが倒れたの!!」


「迷惑の話だよ…せっかく、俺は久しぶりに山本さんの手料理が食べられると思ったのに」


「リン、仕方ないだろ?山本さんだって、高齢だし…そろそろ」

リンとシンが話をしていた。
その光景を見るだけで、また気が遠のく。


「何言ってるの!?今更…山本さん以外の人の料理、食べられると思う?」


「でも、そろそろ、新しい家政婦を雇った方がいいよな」


蘭さんと結生は顔を突き合わせる。


< 52 / 212 >

この作品をシェア

pagetop