HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
あれは、事故チューだって納得してたクセに…

結生は私を意地悪に詰ってきた。



「あれは事故で…結生だって納得してたでしょ?」


「・・・」


嫉妬と取れる結生の言葉が私の心をかき乱す。


「…嫉妬してるの?」



「はぁ?誰が嫉妬なんて…」


思わず私は口にして訊いた。

すると、結生は冷たく私の身体から離れた。


「!?自惚れるな!」


「・・・」


結生の常識では考えられない支離滅裂な態度。


私の頭の中は?のマークで埋まっていく。


まともに相手してはダメな人だ…この人…


< 67 / 212 >

この作品をシェア

pagetop