HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「一体、なんの為に…バラ風呂にしてるの?勿体無いと思うけど」



「…勿体無い?お前…お嬢様だよね。ビンボー臭いコト言うな…」



「私は一緒に風呂なんて入らないから…一人で入ってよね」


私は結生を置いて、バスルームを出て行った。



「待てよ!麻有…俺はお前の為に…してやったのに。喜べよ!!」


「…」


結生は背後から私を抱き締める。



「ち、ちょっと・・・離して!」


結生の顔が私の後ろ髪に埋まる。


心臓が急に鼓動を跳ね上げ、苦しいくらい暴れだす。


「離して…」


「俺以外の男とキスしやがって…浮気女」


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