HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「会議中だけど、大切な取引先からの電話だ…少し席を外していいかな?」


俺は皆に断りを入れて、会議室を飛び出して、麻有に電話を掛ける。


「俺に何の用だ?」

眠気覚ましにはちょうどいい、麻有からの電話。


俺は窓越しにビル群を眺めながら、麻有と話す。


ーーー本宅に行く…道筋を教えて欲しいと言うか…
麻有の声は切羽詰った感じ。




「本宅?本宅になんの用だ?」

麻有は本宅のメイドの河瀬さんから、『町内会』の仕事を引き継いだらしい。

でも、わからないコトがあって、本宅に行こうと森に入ったが迷子に。


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