HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「麻有お前…迷子っていくつだ?」



ーーー16歳



麻有は小さな声で返す。



俺は思わず笑ってしまった。


「じゃあ~俺が邸宅に戻るまでそこに居ろっ!」


ーーーえっ?


麻有は絶句した。



「…冗談だ…俺が本宅の撫子に電話してやるから…大人しくそこで待ってろ。



ーーーあ、ありがとう…



方向音痴と言うあらを見つけて…俺は可愛く思った。


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