ベアリング
「千影~♪」

話掛けて来たのは、友達の美那。

喋る度に現れる白い霧
「何?」

何故か美那は、今テンションが上がってるのが分かる。

「千影にピッタリな男子を発見した!」

え?

「いぃよ~彼氏は、まだ要らない。」

自分にピッタリな彼氏を見つければいいのに、アタシにピッタリな彼氏なんて、まだいい。

「そんな、堅い事言わないで~♪会うだけ会って見なぁ!」

そこまで言われると…でも、まだ早い様な気がする。

「美那が付き合ったら?」

「うちには、必要ない!ターゲットも要るし。」
< 2 / 9 >

この作品をシェア

pagetop