しこりよさようなら
実際にはそれほど太い針ではなかった。


しこりに正確に刺さなければいけないので指で胸を強く押される。


それから針を刺して、細胞を取る時にバチンと音がした。


それが三回位繰り返された。


見えないので詳しいことは分からなかった。


先生は、「痛くなかったでしょ?」


と言ったけど、全く痛くないわけではなかった。


胸を押されて痛かったし、細胞を取る時も痛かった。


ただ、テレビで見た印象よりは痛くなかった。


そう言うと、「先生が上手いからだよ」と言っていた。
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