one's whereabouts


部屋を出て何食わぬ顔で歩く旭人さんの服を軽く掴む。



「…ん、どうしたの?」


必死にジェスチャーで伝えようとする私に、旭人さんは苦笑いした。



「ちょっと待ってて、紙とペン持ってくるから」


私が頷いたのを確認して、旭人さんは何処かの部屋に入っていった。




なんとなく申し訳ない。


私は旭人さんに何もしていない。



せめて声がでれば…。



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