星屑〜あたしの命が輝く時〜
『おはよう!』





それでも、学校ではみんなに明るく振る舞う。









暗い子はいじめられるから











そんなの









嫌だから、












明るく振る舞うしかない。









学校では優等生演じて









明るいあたし。










正直いって……、疲れる。






唯一気が抜けるのは昼休みだった。









『はぁ〜あ。なんかつかれる』







だれもいない非常階段で









一人お弁当を食べる。
















そのとき、










『へぇ〜、レイってため息つくんだ……?』










私の後ろで、声が聞こえた。







『大地……?』








そこにいたのは、








学年一の人気者、大地だった。









トントン―――――。









階段をおりてくる。








『レイ、いつもここにいるん?』







『うん。』










素っ気ない態度をとるあたし……。















すると………









『きゃーッ!!!!』









突然後ろから抱きしめられた。
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