好きなんて、君を想うほど




「ねー、シオ!新曲どう?」

「練習してるけど...難しいよね」


いつものように階段に腰かけて昼食をとる私とアヤ。


夏休みもとっくに終わって、もうすぐ文化祭。
3年生がぬけて、新体制での初めてのステージだ。



「っていうか...シオ、最近ソウとあんましゃべってなくない?」




そんなことに気付かれたのは、
文化祭があと一週間にせまった、9月下旬のころの話だ。



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