forever...
「・・・姫!優姫っ」





「・・・えっ?」




「もぉっ、何ぼーっとしてんの?練習、終わったよ」





「・・・あ、そっか。帰ろ?」




いつの間にか練習は終わってて、みんな帰り始めていた。




先輩が受験のために引退した今、あたしたち2年生が引っ張っていかなきゃならない。




部長を美穂、副部長が琳花。






「愛・・・じゃなかった」





美穂は、「愛麗」と言いかけて、やめた。






やっぱり美穂も・・・・・・。






あたしは帰り際に、愛麗にそっと「また明日ね」と囁いた。






愛麗は、あたしを振り返って、小さく手を振っていた。
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