わたしのヒーロー
わたしはみぃに全てを細かく話した。



「玲海。わたしにできることは何でも言ってね。ずっとそばにいるから。わたしも大きくなったし前よりも頼りになるもん!」


「みぃ…ありがとう。ほんとにみぃが来てくれて良かった…!」




みぃがきてくれてほんとに良かった。

みぃはほんとにわたしの親友だ。



「みぃ、これから毎日玲海の家来るから!絶対来るから!だから、我慢しないでたくさん弱くなっていいよ?」


「でも、本当に辛いのはお母さんだから…。」



そう、お母さんだから…
わたしは泣けない。




「一回も泣いてないでしょ?玲海だって辛いんでしょ?みぃの前だったらいいよ!」


「………みぃ……」




ありがとう…

その言葉が言えないほど
わたしはすごく泣いてしまった。




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