ゆびきり
 俺たちの初めてのキスは、甘酸っぱいレモンのようで。
 でも、ほんのちょっと切なくて。 
 辛くはないけれど、このつながりを離すことが、もどかしくて。
 俺たちは、静かに目を開け、唇を離していった。

 愛羅も、俺もとても満足していた。
 

 だけど、気が付けない罠が、有ったんだ。
 俺と愛羅を、引き裂く罠が…
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