性悪王子の婚約者!?
あの夢か…

目に付いて色々言われる夢。

見ないようにしてたのに…

紫「小春?大丈夫か?」

私のことを抱きしめる。

不思議と嫌では無かった。


耳元に聞こえる
いつになく優しい声。

なんだか安心する…

小「紫苑…大丈夫。
  嫌な夢を見ただけだから…」


紫「そうか…無理にとは言わない。
  話してもいいと
  思ったら話してくれ。」

なんでこんなときに優しいのよ…

いつもは悪口ばっかなのに…

安心するのはいつになく優しいからよ…

きっとそうだよね…

小「…っありがとっ…」

涙が止まらない…

そうして私は紫苑の腕の中で
泣きじゃくった。


紫「泣くな。お前が泣くと困る。」


そう言って重なった唇。



え?


今キスしてる?


紫「すまない。」


部屋を出て行った紫苑。


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