【完】愛の血−超勝手な吸血鬼


「ちょ、ちょっと……」

「……、何にもしねーよ」

「え?」


ふと顔をあげると、椎名冬夜はあたしから離れていた。

え?

は?

一体何がしたかったの?


キョトンとする、あたしに


「つか、お前は何してんの?」

「あ、あたしは体調が悪いから寝に来たんです」


って、少し嫌味っぽく言ったのに。


「大丈夫かよ?」


なんて、心配した声を出し、あたしの額に手をあてた。


「熱はない、いや、微熱?」


って、な、な、なに、この展開!?


さっきから、あたしの心臓が落ち着かないし。

今度は、急に顔がカーッと熱くなり、どうしていいかわかんない。


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